2021年7月 東京リトリーブ応用実践コース8期卒業生の声

2021年7月卒業の東京リトリーブサイコセラピー応用実践コース卒業生の感想を一部掲載しています。

自分にも他人にも優しい目を向けられるようになりました

E.S様

応用実践コースに参加した目的はコミュニケーション能力を上げたいと思っていたけど、結果として自己否定の
軽減、解消に繋がったと思います。

質問の練習は、仕事柄対人支援業をしているから大丈夫と思っていた所がありましたが、質問の仕方が浅い、甘い、人の話が聞けていない自分に直面しました。

それは仕事の時に、もっとああすれば良かったと後から思う気持ちと似ていました。

堀練を重ねるとある程度聴きたいことを聴けるようになったけど、やればやるほど辛くなっていきました。
今までの人生で生きていく上で一番気をつけていた「失敗してはいけない」ビリーフが、皆の前で出てしまいました

私は失敗しちゃいけないのに、だから頑張ってきたのに、馬鹿にされる、怒られるなど、恐怖を感じないよう
に気をつけて生きてきたのが崩れてしまいました。
皆に拒否されるに違いないと感じたり、恥ずかしくて講座に参加したくない、逃げたい、無気力になりかけまし
た。
でも、ここで逃げるのももっと嫌で、なぜ自分がその反応を起こしたのか知りたい、改善できるならしたい気持
ちが湧いて、セッションを受けることが出来ました。

「失敗してはいけない」は私にとって、失敗すると暴力を振るう父に対するPTSDと、出来て当たり前を要求する
母に対する怒りに繋がっていて、セッションで感情を処理する事が出来ました。
その後は今までの生きづらさが減った感覚が出て、緊張しやすい体の感覚が楽になり、頭が真っ白になることも
殆ど無くなりました。忘れた、出来なかったことに対して、自分を責めることも減りました

応用実践コースでは、自分の問題が吹き出す事が多いと言われていましたが、まさに私にも起こりました。
自分がどうしたいか、どうなりたいかがはっきりしていると、セッションを受けた時に感覚の変化が起こりやす
いのを実感しました。

堀練で何度も顔を合わせて話をしてきたので、他のメンバーのセッションを見学出来るのも、とても学びになり
ました。基礎コースより内容が深い分、厳しい時もありましたが、この人はこうなんだな、とジャッジせず自分
にも他人にも優しい目を向けられるようになれて良かったと思います。
貴重な経験ができた講座でした。ありがとうございました。

人との会話を楽しめるようになり安心感が増しました

こず様

応用コースへ進むことは、セラピスト志望ではなかったので迷っていましたが、参加した毎月の勉強会で卒業生の感想を聞いたり、気になっているのに行かないでいたらずっと気になったままだな、と思い参加を決めました。

初めに、ますみさんに、コミュニケーションを学ぶことが目的だよ、と言われ、それは私が勉強したいことの一つでもあったので、よし頑張ろう!と思いました。

最初の2ヵ月間くらいは勉強したことを自己否定につなげてしまい、人と比べたり一人妄想爆発してしんどい時もありましたが、怖いって言っていい、寂しいって言っていいとインチャワークをしたり、辛かった過去に戻って、ダメでもここに居ていいよ、という感覚を感じていくことで、どことなくいつも感じていた所在のなさが徐々に薄くなっていきました。

基礎コースの時に入れてもらった愛着の火が、大きくなってきたことを感じています。
日常生活でも、イライラすることが減ったり、人に質問することを覚えたので、前より会話を楽しめるようになったと思います。
何より安心感が増しました。

基礎コース、応用コースと色々な人のセッションを見たり話したりして思ったことは、人の幸せって外側の環境はあまり関係ないんだな、ということでした。

私から見ると、どこが問題なんだろう?と思うような人でも、生きづらさを感じていたり、深刻な問題を抱えていたり、様々でした。なので、自分の外側の環境で一喜一憂するのはやめよう、内側と向き合って自分を認めていこう、と改めて決心しました。

個々に抱えていることは違っても、みんな自分自身と向き合おうとする一体感があったし、心理の話ができる仲間ができたことも嬉しく思っています。

今まで「生き方」というのがずっとわからなかったけど、自分らしく生きていくには、主体性が大切だ、というヒントをいただきました。これからは、相手の反応ばかりに意識を向けるのではなく、自分はどうありたいか、に意識を向けて行動していきたいと思います。

最後に応用コースに進もうか迷っている方へ
迷っているぐらいなら、絶対進んだ方がいいですよ!!
学びが大きいです!!以上です。

感じられるようになりました

青井まり子様

ビリーフ「感じてはいけない」強く持っていたことを理解しました。辛い事があっても乗り越えられて生きて来れたのは、これを持っていたからでした。だから私にとって「感じてはいけない」は宝のビリーフでした。

中略

応用コース終了後に、やっと私はこのビリーフの存在に気付きました。それは基礎コース終了時点では、私の意識はまだ外へ向いていたからです。人からどう思われるか?が気になっていました。

応用コースへ入って、ベクトルを外から自分へ向けるように変える事が出来ました。自分で変えようと思ったのではなく、カリキュラムをこなして行くうちに自然にそうなったのです。そこが何というか上手くできています。

応用コースが終了し、私に新しい人生が始まる!やりたい事があるのでそれにチャレンジしよう!!と思った瞬間。
ドヨ~ンと頭上が重たくなりました。

成長してから反抗し、様々な事に自分を試しましたが、チャレンジの前にこんな重たい気分にはなりませんでした。

つまり持ち続けていた「感じてはいけない」が薄くなったので感じる事が出来るようになったのです。
あのヘンテコリンな教育方針が原因だった!岩の重さを感じたり、自分の暗さを認めたりしているうちに消えてしまいました。

応用コースでは、自分を怖がらずに感じ、リアルな自分を認めたらどうなるかを学びました。
誠にありがとうございました。私は更に成長したいと思っております。

過食症の原因がわかり、解決にむかえるようになりました

打矢恵美 様

私は基礎コースを卒業してから3年経ってからの応用コース受講でした。
基礎コースを受講して、応用コースも行きたいと思っていた私。でも、いろんな行けない理由をつけては先伸ばしにしていました。

なぜ、先伸ばしにしていたか。応用コースではセラピスト役もやらなくてはいけません。
セラピスト役で出来なかったらどうしよう。やる前から出来なかったらどうしようと妄想し、出来なかったら何か怖いことが起こると妄想していました。今なら妄想で怖がらせていたとわかりますが、応用行く前はただ怖いでした。

応用コースを受講する前は誰かが私を変えてくれると正直思っていました。
でも、応用コースを受講して気づいたのは、誰も私のことは変えてはくれない。
もちろん全力でサポートしてはくれますが。自分はどうしたいかと毎日問いかける日々。

自分がどうしたいか、そして変わりたいと言いながら、変わらない現実に沢山のメリットがありました。
そのメリットを手放してでも、自分はどうしたいのか日々自分と向き合う日々。
向き合えなくて、逃げ出したくなる日も。もういいやと思ったことも沢山ありました。

まず、応用コースを行き始めた頃は可哀想な自分を演じてセラピストさんや周りの人に関わってもらう自分。
そして、優しい自分を演じること。そうじゃないと周りの人は関わってくれない。そう信じこんでいました。
ダメな自分、本当は腹黒くて、自己中で、自分のことしか考えていない自分。自己否定になった時もあります。

でも、セラピストさんはまずはありのままの自分を受け入れることと伝えてくれました。また、セッションではみんなも見ています。私はみんなに嫌われたと正直思っていたけど、セッション後のシェアでは、応援してるよ、一緒に頑張ろう、そのままの私を出して欲しいなど、私を拒絶するのではなく温かく受け入れてくれた、仲間の言葉がとても嬉しかった。涙を流してくれた人もいた。
本当に嬉しくて、みんなと一緒に頑張りたいと思いました。

応用コース始まって2カ月は誰にも心開けなくて、ずっと孤独で一人ぼっちの感覚がずっとありました。
でも、せっかく応用コースにきたんだ。
また、妄想してる。本当に一人ぼっちなんだろうか。6月は自分から話しかけてみようと決意して、チャレンジした。怖かった~。
そしたら、みんな普通に話してくれて、名前も読んでくれてすごく嬉しかったのを今でも鮮明に覚えています。

そこで、私はもっと人と関わりたい。人と関わるのは楽しい、嬉しい。
私のことを受け入れてくれる人ばかりじゃないけど、私は自分が関わりたい人、大好きな人と関わりたいと思えました
応用の仲間がいなければ気付けなかたこと、感じられなかったことです。

そしてカズ姐さんはじめアシスタントさん。こんなに自分のために(自分以上かも)褒めてくれたり、話を聞いてくれたり、時には厳しく叱ってくれた人は出会ったことがないと思えるくらい真剣に私たち受講生に向き合ってくれました。
最後のセッションでは叱られてめちゃくちゃ怖いと正直思った。でも、だからこそ私はどうしたいって逃げずに考えた。最後にあなたにはその力があるって言ってくれた言葉。そして、真剣に向き合ってくれる人は今までの私の人生でそういない。本当にありがとうございます。

そして、セッションを温かく見守ってくれた仲間の存在が本当にありがたかった。
私はずっと感情を感じないように生きてきて、周りの人が感動して涙を流しても全く何も感じなかった。
だけど、やっと少しだけ最終日にみんなの言葉や涙を見て、私も泣きそうになりました。でも、また感情を止めてしまう癖が出てしまったけど帰ってから一人泣いていました。
私は何か大きく変わったと言う変化はないけど、少しだけ感情を感じられるようになったこと。
過食症だったけど、食べたくなる時に何を感じたくないのか聞ける時もでてきて、少しずつ過食の量や頻度が減ってきたこと。
初めて人と繋がりたいと思えたこと。
私は他の心理学系のセミナー等にも参加したけど、改善せず苦しくいろいろ探していた時に出会ったのがリトリーブサイコセラピーでした。

その時は過食症が治したいと思って他の心理学のセミナーに行き相談したけど、暇だから食べるから好きなことをしましょう。のような事を言われたらけど、そもそも好きなことすら自分であまりわかっていないし、とりあえず忙しくしたけど、私には逆効果でした。もちろんその方法があっている人もいるのかもしれないけど。
リトリーブはどこからその感情はくるのか。過食症を辞めさせるわけではなくて、過食しないといけない理由を丁寧に掘り下げてくれて、だから私は過食してたんだって気づけただけでも、スッキリしました。だから結論過食症を治せば解決ではないんだと20年以上の過食症の悩みが少しずつ改善してきてます
正直、苦しいこともあったけど、だからこそ見えたこと感じられたこと、出会えた人たちがいます。
最後に私が嬉しかったことを一つ。
私はみんなが「えみちゃん」って名前を呼んでくれるのが本当に嬉しかった。
ただ名前を呼んでくれるだけなのに。
名前を呼んでもらえることがこんなにも嬉しいことだとは知らなかった。
振り替えると名前で呼ばれたことはあまりなく、呼ばれたとしても怒られるか、否定される時というイメージ。
みんな優しく名前を呼んでくれて。
名前を呼ばれると私のことを見てくれている。私一人ぼっちじゃない。私はここにいていいんだという感覚になって、本当に嬉しかった。
アシスタントさんは私が初めて会う人がほとんどで、とても緊張していたけど、みなさんそんな私の緊張を和らげてくれて見守ってくれて真剣に向き合ってくれて本当に感謝しかないです。
みんなに毎月会えなくなるのは寂しいですが、今は北海道からでも繋がろうと思えば繋がれる。
応用コースは卒業しましたが、これからも日々自分はどうしたいか自分に聞いていきたいと思います。
まだまだ、沢山いろんなことを抱えていますが、諦めないで自分の人生を生きていきたいと思います。
5カ月間ありがとうございました。

どんな私でも〇を付けると決められました

Y.N様

セッションを受けて、格段に楽になりました。幼少期の嫌な思い出が頭から離れなかったのが、消えました。
頭の中で自問自答していた、どうして?どうして?(どうして父は私を虐めたのか?)の声が止まりました。

理由が明確になったことで、腑に落とせ、現実を認められたことで、この不毛の答えを求めてのぐるぐる思考から解放されました。
講座中盤を過ぎた頃から、元気が内側から少しずつ湧いて来ました。あれ?私、少し変わったのかもと思った瞬間でした。
セッションで、自分でもびっくりするような怒りを外に出したことは、これまでのセッションでも初めてで、すさまじい怒りのエネルギーを目の当たりにして、こんな怒りを抑圧していたらしんどくて当たり前だよなぁと思い、これまでの自分の抑圧の為の人生を思うと、随分無駄なことに使ってしまったと、落ち込んだこともありました。
でも、今からでも私は変わるんだと決めたんです。

ー中略ー

ホリ練を何回もしていく中で、人間の奥深さを感じました。自分が受け入れたくない事は話しを逸らしたり、無意識に抵抗したり、言葉は嘘をついたり、矛盾していたり、ダメでいる事を選んだり、ズルく自分を守っていたり、そんなあり様が、「愛しい」と思えたんです。だって人はロボットじゃないから。
完璧な人なんていない。そして人が愛しいならば、自分だって愛しい存在なはず。私はこれまでロボットみたいになることを自分に課して頑張って来たのか…それって無理だよねって気づきました。
今の私は、たとえ問題だらけであっても自分に○マルをつけます。そして、たとえ今は変われなかったとしても今を選んでいる人に対しても○マルだと思っています。

1人で頑張っていたい私、いい人になって愛されたい私、自分がどうやって人と関わって来たのかを突きつけられました。
私はいい人になって、愛されたかった。今のままじゃダメで嫌われてしまう。とにかく頑張らなきゃと思い込んでいた。
ドライバーをきかせて、誰も頼らず、頑張ることで生きていていいと思えていた。しんどくて、疲れる生き方です。そしてますます自分が嫌いになっていきました。
自己否定の強化でした。そして人のことも嫌いでした。

講座中、優しく時に厳しく、真剣に私達に向き合って下さった和さん、セラピストさんには感謝してもしきれません。たくさんの宝物の言葉とまなざしをいただきました。真摯に受け取って活かしたいです。
セラピストさんに何となく言われた一言も、時に私には刺さって、ん?これって何だろう?って自分を掘るきっかけになったりしました。
セッション中のセラピストさんのキラーフレーズやアシスタント役のハグしてもらった感触、言葉のトーンは、おそらく一生忘れないと思います。
自分を生きることについて、このままでいいのか、メリットをたくさん持ってこのまま妄想の世界に生きるのか、怖くても現実世界で生きるのか、欠乏動機とは、成長動機とは、これほど人生に真剣に向き合う場所、葛藤する機会は他にないと思います。
ここに来れて良かったと思います。

心理のプロになれるかは、わかりませんが、心理を引き続き学んでいきたいです。
人間の奥深さをもっと知りたい、このセラピーを勉強していきたいです。
ありがとうございました。