2023年2月 東京リトリーブ基礎コース20期卒業生の声

2023年卒業の東京リトリーブサイコセラピー基礎コース20期卒業生の感想を一部掲載しています。

◆どんな自分でも受け止めてくれるという絶大なる安心感がありました

I.Kさま

なんとかこの現状を突破したい。目の前に襲ってくる壁、問題を避けないで自分で蹴り崩して前に進みたいという思いと、その気持ちを引き出して自分の力で蹴り崩す、この感覚を体感する。そうしようと思わせてくださるセラピストさんの熱意とテクニックは素晴らしいものでした。

なんと言っても1人の受講生に先生とセラピストさんが数人付いて下さる贅沢さ。自分の伝えた内容に多少の誤魔化しや躊躇、演技があっても8個(時には10個)ある目は見逃してはくれません。的確に主訴に戻して何度でも探し当てます。

セッションでは表面的に嫌だと思っている問題の奥底にあるどす黒い感情をセラピストさんの誘導のもと、質問を聞き、噛み締め、吐き出す、という感じで一つ一つ確認しながらまるで地雷を除去する感覚で外に出せた感があります。

出すまでには胃の奥がよじれるほど痛くなり、それでも言葉に上がってこないのでなんとか出したい!と藻掻いていると合いの手のようにセラピストさん達の掛け声が聞こえてきてやっと言葉に出すことができました。その間、呼吸も浅くなってたし周りで見ている受講生の方のことは全く視界に入ってこない一時でした。
人目を気にしすぎて外出することに恐怖感があったこれまでの自分とは全く想像もつかない行動が体感できました。

これまで自分のことを聞かれることが凄く恐怖で、プロフィール、趣味のことでさえ笑って誤魔化してサーっと逃げられるものなら逃げてしまってました。これはリトリーブセラピーで学んだ「利得」という心理で、その利得を身に着けてしまったために様々な要因から雪だるま式にどんどん問題が大きくなって抱えきれなくなってしまい、結果行動できない、無気力で自分は空っぽな人間だという思い込みに至ったことを座学(講義)を通して理解することができました。

私が体験したリトリーブサイコセラピーが本人のために大切にしている作業は「自分の内側を見る」です。葛藤なくして前進なしとはまさに自分自身が体験して感じ得た感覚です。
行動したいけど動けない、人目が気になる、対人恐怖、見栄っ張り、プライドが捨てられない、劣等感がある方々に是非体感していただきたいセラピーです。

和姐さん、セラピストの皆様、リトリーブサイコセラピーに出会えて本当に良かったと思います。先生方には自分で動くことの大切さを実践で教えていただきました。そして絶対にどんな自分でも受け止めてくれるという絶大なる安心感がありました。

基礎コースで学んだ講座、ワーク、セッションの一つ一つを大切にして迷ったときは、本当の自分を取り戻す=リトリーブ!を自分の標語にして前に踏み出して行きたいと思います。

◆今の自分を認めて大事にしようと思いました

匿名希望 さん

かず姐さんのセッションでダブルバインドに気がつくことができました。
私の母親は私ができないでいて、助けを求めると助けてくれたり、協力してくれました。しかし、あまりにできないと怒られたり呆れられてしまうことがありました。

また他人に対してあまりできない人に呆れたり、見放したり、とても冷たいことを言うところを聞いたり態度を見ていたので、自分もできなかったら見放される、見捨てられる、と思って怖くて寂しい気持ちでした。

一方、できるようになると、ほとんどのことはできて当たり前だったので、本当によくできた、と言うときは喜んでくれますが、もっと自立することを期待され、遠くに行ってほしいと思われているようで、寂しくなりました。
総合的に考えて、できない子でいた方がたくさん構ってもらえていました。

そのため、母親の期待である自立して考えたり、成し遂げられる人になるということを目指して頑張るのですが、ある段階になると疲れてしまったりもっと困難な壁があると、無意識にできない子になり母親の気をひいていたような気がしました。

今回のセミナーでこのダブルバインド、いい子でいてできない子でもいる、であることをかず姐さんに言われ、気がつきました。
ダブルバインドは禁止令の本で読んだ時はあまり気が付かず、教科書と動画でなんとなくそうかなと思いましたが、できないこでいるということが言われるまで自分のことと気がつきませんでした。

セッションの後、帰ってから思い出し、そうだったなとようやくわかりました。また、自分はいつも頑張っている、できないこを演じるなんてしてない、と認めたくなかったのではないかと思いました。
超えられない壁にぶつかったり、何かにつまづいたときにダメな子を演じないようにするためにも、また、無理して頑張るのではなく自分のペースを大事にできるよう、インナーチャイルドとフォーカシングで今の自分を認めて大事にしようと思いました。

◆スタートラインに立つことができたよろこびもあります

Y.Yさん

3ヶ月間お世話になりました。

正直なことを言うと、1日目の最初の方のセッションを見たあとは「どうしよう!とんでもないところに来てしまった」と思いました。
こんな私に感情を出すなんてできるんだろうか?しかもみんなの前で?という不安しかありませんでした。

周りからはよく「喜怒哀楽がない(分からない)」「怒ったことある?」と言われてきました。
たしかに自分でもそれらの感情をあまり感じたことがないかもしれないと思っていました。

でも、ほかの方のセッションでのセラピストさんの言葉やクライアントさんの「怒り出し」の場面では、予想外に勝手に涙が出てくることが何度もありました。幼少期からずっと抑圧してきた私の中にある悲しみや怒りに反応しているんだと感じました。

1回目のセッションでは出来なかった「怒り出し」が、2回目ではすんなり出来ました。
腹の底から湧き上がるような「嫌!!」という感覚を自分の中から出しただけなのに、解決したいことがかなり和らいでいること気づいたときは、ともて驚きました。

幼少期の記憶はあまりないのですが、セッションやワークを通じて思い出したことがありました。
無意識で封印していた嫌な記憶を意識上に持ってきて、インナーチャイルドワークで癒やしたところ、自己否定感が少し薄くなった気がしました。

「私だけおかしい」「私だけ変」という感覚がずっとあったのですが、私のなかなか進まないセッションでも、みなさんが何度もうなずき涙を流していたことを知り、共感していただけたことをとてもうれしいと思いました。

今は感情のフタを開けたばかりで、これから先何が出てくるのかと不安もありますが、やっとスタートラインに立つことができたよろこびもあります。これからもリトリーブを学びながら、少しずつ自分の人生を軌道修正していきたいと思っています。

◆自分の感じたものや気持ちを取りこぼさないように生活するようになりました

匿名希望 さん

ずっと恋愛が上手くいかないことをきっかけに、こちらのコースを受講させていただきましたが、色々な気付きがありました。

セッション内で、結婚したい私と、結婚はしたくない彼との関係性が、「自分の欲求を抑えていれば1人にならなくて済む、私のことを見てもらえる」というお母さんとの繋がり方と一緒だと分かりました。

また結婚したいのはなぜか?→安心感を得たい。→でも「どうしてもらえたら安心なのか、そもそも安心感が分からない」ということにも気付きました。何をしてもらっても、あれが足りないこれが足りないと不満ばかり見つけて、安心させて安心させて!と求めることばかりやってきたような気がします。

セッションでの母への怒りだしも、怒りが湧いてこず、結局怒り出しは出来なかったのですが、私がまだ本当の母の姿や現実を認められず、母を諦めきれていないのだな…と分かりました。

インナーチャイルドのケアは、頭の中で「これで合ってるのかな?」と不安になったりもして、あまりしっくりきてない感じもするのですが、続けていきたいと思います。また今までは何か「嫌だな」と感じたら、気持ちを抑えてその場をやり過ごし、無かったことにしようとしていましたが、今は「嫌だな」と思ったら、何が嫌なんだ?と考えてみたり、もやもやなどの感覚があればフォーカシングをしてみたり、なるべく自分の感じたものや気持ちを取りこぼさないように生活するようになりました。

先日、いつもだったら隠して良い顔をして仕事をこなすところが、(内心「私が我慢して1人で全部やればいいのよね」と、本当は怒って?拗ねているし、立場上注意すべきこともあるのに)適切に仕事を振って、注意すべきところは注意が出来ました。注意した後はどちらかというと「こう伝えた方が良かったかな」などの反省と、「どう思われたんだろう?」という嫌われることへの恐怖、罪悪感に苛まれましたが…自分の気持ちを伝えていくことを、諦めずに続けていけたらと思っています。

また講座中、カズさんが何度も仰っていたワード「対人恐怖」が、最初は私には関係ないことだなぁと思っていたのです。周りとは上手くやれている(ように見せている)し、ただ性格上、気を遣って疲れるから大人数の場が苦手なだけだと思っていました。

でもこちらのコースに参加して、私は人からどう見られるかばかり考えていて、変じゃないか、浮いていないか、発言は間違ってないか、出来るだけ目立たないように、注目されないように、みんなから見られると怖くて怖くて、「あれ、これって私もしかして対人恐怖なんじゃ…」と気付きました。

同期の皆さんは同じような心の問題を抱えていたり、優しく話しかけてくださり、仲間だと分かってはいたのですが、とにかくその場が怖くて怖くて行きたくない…が強くありました。対人恐怖は全然意識していなかった部分でしたが、「人はいつか裏切るし、信用はしない」ってお腹の底では思っていて、表面だけ取り繕って勝手に疲弊しているのは、自分でもずっと分かってはいました。「対人恐怖」にも向き合っていかなければと新しい課題にも気付きました。

簡単なことではないと思いますが、母を本当の意味で理解することから目を背けないで、インナーチャイルドのケアをコツコツと、自分のことを諦めずに見ていきたいと思います。

◆自分の感覚・感情を感じても孤独にならない、死なないと知りました

N.O さん

過去の幼少期の辛い出来事がこんなにも今の心と身体に悪影響を及ぼしていたなんて驚きました。これを無かったことにして、感情に蓋をして、精一杯生きてきた自分を大切にしてこなかったから、こんなに辛かったんだねと、気づけて良かったねと自分を労る大切さを学べました。
いつも他人優先で生きてきたように思います。そしてそれが私の最大の利得である事も気づけました。

講座で習った事や、同期のみなさんと共に共感できたセッションでの感情や感覚はこれからの人生で多くのことに応用できると思っています。生きていく上での不安や恐怖はなくなりませんが、人間関係にたとえつまづいても俯瞰して見ることで解決できる事もあるし、人間関係で悩んで困っている方々にも伝えていけたらいいなと思っています。

あとは今の家族へ理由もわからなかったとはいえ、たくさん迷惑をかけてしまったので、もっと優しく、お互い感謝を忘れずに、今以上に気持ちを伝え合う事を大事にできたらと思います。

カズ姐さん、このような講座を作ってくださって本当に感謝しかありません。
人生後半でこのような体験を自分ができるなんて想像もしていませんでした。
還暦を迎えられてますますパワーアップされている(笑)カズ姐さんから生きる勇気をいただいています❣️これからもますます多方面でのご活躍を応援しています。😃✨

スタッフの皆さま方も優しくサポートしていただいてありがとうございました❣️😃
不安だった気持ちもどんどん和らいで、セラピストのみなさんもみんな基礎コースから
歩んでこられたんだととても親近感を感じることができました。

長くなりましたが6日間大変お世話になりました。ありがとうございました。❣️🙇‍♀️

※画面の都合上、頂いたすべての感想を掲載出来ないため一部抜粋して掲載させて頂きました。なお、掲載の許可を頂いた方の感想のみ載せさせて頂いております。ご感想ありがとうございました。