2023年9月 大阪リトリーブ基礎コース15期卒業生の声

2023年9月卒業の大阪リトリーブサイコセラピー基礎コース卒業生の感想を一部掲載しています。

◆真っ暗闇から進む方向を教えていただき、生きる希望が見えました

C.T様

現在鬱の症状で苦しんでおり、院内のカウンセリングも受けましたが全く状況はよくなりませんでした。

院内カウンセラーの方には、「このように考え方を変えてみては?」とアドバイスをいただくものの、それができないから苦しく、できない自分を責める悪循環。

なんとか現状を良くしたいという思いから辿り着いたのがカズ姐さんのYou Tubeでした。個人セッションを申し込もうか悩んでいた時に、タイミング良く基礎コースの募集がはじまり、「カズ姐さんのセッションがここでしか受けられないなら!」と思い切って申込みました。

大勢の前で自分のセッションをオープンにする!ということに、とても不安になりましたが………
これが本当に良かったです!カズ姐さんをはじめ、カウンセラーのみなさんが本当に上手く質問して下さり、

自分が本当は何に悩んでいるのか
その悩みがどこから来ているのか
自分の人生をよくするために、その悩みや自分自身を今後どのように癒していけばよいのか
など、たくさん気づかせていただきました。

「腑に落ちる」感覚が何度もありました。

他の受講生の方のセッションからの気づきも多く、何度もセッションを受けたような感覚がありました。

「自分が何を感じているのかを知り、自分の感覚を大切にする」ということを教えていただき、今までどれだけ自分を粗末にし周りのために生きてきたのかと涙が止まりませんでした。周りのために生きてきたため、自分が何をしたいのかすらわからなくなり、これからの人生に絶望して死にたいと毎日思っていました。

それが基礎コースを受講して、真っ暗闇から進む方向を教えていただき、生きる希望が見えました。これから他人のためでなく、自分を大切に、癒やしながらゆっくり進んで行きたいです。
こちらで学んだことは、今後大切な子供たちとの関係性を良いものにするためにも活かしていきたいです。

基礎コースの受講を迷われている方がいらっしゃったら、ぜひ受けてほしいと思います。個人セッションとの違いは、
●1度のセッションに複数のセラピストさんがついてくださり、色んな角度から質問してくださること
●色んな方のセッションを見学できるので、自分と重なる部分も多く、学びが多いこと
●同じ想いをもつ仲間とのつながりができること
かと思います。

講座を受ける前に感じていた焦りや不安は不思議と感じなくなりました

川本 優子 様

講座を受ける前から、親子逆転であることは自覚していたつもりですが、母子共依存には無自覚で、こんなにも母親を模倣して生きてきていたとは思ってもおらず。
セッションを受けるなかで、自分が家族のなかで村八分に近い状態で、それを受け入れるしか幼い頃の自分に選択肢がなかった等々。

個人セッションの時にも散々指摘され、「この家の支配者はオカンやん」とまで言われていたにもかかわらず、その指摘が理解できず、講座に出たことで、母親が抱えていた怒りをそのまま引き受けるというやり方でしか家族と繋がる方法を知らない事にようやく納得がいったのですが、まあ、これが手放せない(汗)。

私の母は10年以上前に他界していて、今は実父と実兄と暮らしています。
今回、講座を受けた動機のひとつに「家族の世話を焼くのを辞めたい」があったのですが、他界した母を含め、家族は私に関心がとても薄く、私はそんな家族から関心をもって貰うために母が無意識に発していた要求を受け入れ、母が亡くなってからは母の代わりを自ら引き受けることで居場所を得ようとしていました。

自分が感じている不満も不安も、元を辿れば母のものなのですが、母に愛され受け入れてほしかった私としては、母の怒りや不安を手放すことは母との繋がりを失うことであり、私に関心が薄い父や兄から興味をもって貰う術を失くすことを意味します。

だから、問題の主訴である「家族のお世話を辞めたい」が手放せないのです。手放したが最後、私は孤独になることが確定するからです。何処かで「原因に気が付けば簡単に手放せる」と楽観的に考えている自分がいたのですが、いやはや。実に浅はかでした。

そんなわけで、受講中に受けられるセッションできっちり綺麗に自分の問題にケリを付けて、新たなスタートラインに自分を立たせるつもりだったのですが、セッションを仕切って下さっていたレフェリーカズエより「ヌシはこれを手放す段階ではない。故に今回はここまで」とまさかの試合中断、強制終了を告げられて私の基礎コースは幕引きと相成りました。

自分なりに気合いを入れて臨んだ基礎コース、オープンセッションだけに、正直とても悔しかったのですが、日が経つにつれ、あれでよかったのだと感じています。

変わりたい気持ちは人一倍強いけれど、抱えている恐怖も負けずとも劣らずなのに、怖い気持ちを認める事が大事だと言われ、頭では理解するものの、自分の本心に蓋をして、感情感覚を切ることで恐怖や不安から己を守り生きてきた人間のため、己の恐怖心を認める事が出来ず「結果を出せないお前に価値はない」という恐怖を握りしめたままセッションを受けてしまっていたのです。
そして、その心の蓋は私が生き延びるための御守りであり、命綱なのです。手放すことが怖くて当たり前なのに、その当たり前に怖がることを許さなかったのは私自身でした。
だから変わることが出来なかった。

でも、だからと言って私が除け者にされたのかと言えばさにあらず。
受講生・講師陣から頑張りを労われ、これからを励まされ。別れを惜しみつつ帰途についたのです。
誰も変わる事を選択出来なかった私を責める人は居ませんでした。私以外には。
講座は終わって、いつもの日常に戻ったけれど、講座を受ける前に感じていた焦りや不安は不思議と感じなくなりました。

家族と接していても、苛立ちも怒りも以前ほど沸き上がりません。
孤独を恐れる自分がその恐怖から逃れるためにやっていることだと分かったから。

だから、苛立ちを感じたら都度、自分に尋ねます。どうしたいのか?と。

でも、これだけ酷い目にあっているにも関わらず、まだ家族を諦めきれないらしく(当然と言えばそれまでですが)、自分の諦めの悪いしぶとさに感心してしまいますが、この「手放すのが嫌だ!」「怖い!」を無視して、「大丈夫!」「平気!」って自分の気持ちに蓋したり誤魔化したりするから駄目なのを学んだし、怖いや嫌だなんて感じるのは良くない、みっともない、格好悪い、なんて言っているせいで、インナーチャイルドが萎縮して余計に家族にしがみついて問題が解決に向かわない事を痛感したのも事実。

変わるために受講した基礎コースですが、孤独になることを恐れて家族にしがみついて変われない自分、という割りと残念な結果にがっかりもしたけれど、これが今の自分なんだと認めるしかなくなったことで、ようやく前に進められる、やっと土俵に立てた状態なのだということを認識出来ました。

講座が終わってから、やっと愛着というものを実感しだしたのか、インナーチャイルドは毎日、講座で受け取った、出雲大社の注連縄のようにぶっとい愛着の絆を見ては「ほえ~」「ほわ~」と驚きの声をあげております。撫でたり叩いたり、寄りかかったり、押したり引いたり、飛び乗ったり。その揺るぎなさを確かめては満足している様子で、それを感じて、ようやく私自身も自分の速度で落ち着いて、ゆっくり変わっていけば良いのだと思えるようになりました。

勿論、講座を受講すれば必ず変われる保証は何処にもありません。カズ姐さんやアシスタントセラピスト達が変えてくれるわけではありません。
でも、自分を諦めない、自分で自分を助ける、その気持ちがあれば変わることは出来るし、そんな自分を全力で支えてくれる助っ人が確かにいて、その場だけで終わらない関係性の構築が出来る。それを本当に感じることが出来た稀有な講座だったと思います。

今すぐは無理でも、遠くない未来に必ず自分を生きる選択を迷うこと無く選べるように精進します!

◆自分の人生取り戻すきっかけになった

細井 晃 様

カズ姐さん、セラピストの方々、15thのメンバーの方々、この3ヶ月間本当にありがとうございました。

この度の講座には「三つ子の魂書き換えるぞ!」という意気込みで申込ませていただきました。
受講後の率直な感想として、自分の価値観に変化があった事。
それは今まで、こんな人生になったのは親のせいだと不幸自慢をしている私でしたが、講座を受けてみて、親ガチャを嘆いていても先には進めないと感じた事が一番の変化です。
セッションを受け、親との境界線を引き、もう親の生き方に振り回されない、自分軸で生きていく!と宣言しましたが、これからの課題も見えてきました。
ゴミ箱役になっていた自分、どこかで相手に自分をゴミ箱にするんじゃないかって薄々感じてた自分もいて、「もう嫌!」と言える自分であろうと思います。

自分の人生取り戻すきっかけになってくれた事、心から感謝致します。

◆恐怖に立ち向かい、変化していく表情にたくさんの勇気をもらいました

風間 知沙果さま

3ヶ月間、本当にありがとうございました!!
結論から言うと、基礎コースを受講できて本当に良かったです。
これまでの人生で、こんなに自分と向き合ったのは初めてです。

私は母親との共依存、対人恐怖、自己否定などの問題を抱えていました。
今まで心理の本などをたくさん読んできました。言葉にならない感覚や衝動を言語化して、その時は確かにスッキリするのですが、その先どうすればいいのかが結局分からず終いでした。マインドフルネスで意識を「今ここ」に戻す練習をしても、それは対症療法でしかなく、根本の「人が怖い」という感覚は消えていませんでした。
怒りを抱えながらも両親と離れられない自分に、嫌悪感を募らせていました。

カズ姐さんの動画に出会ったのは約3年前だったと思います。
【二次利得】に関する解説動画を見て、「これだ!」と自分の中でピンと来ました。
興味を持ったものの、耳に痛い言葉です。自分の利得と向き合うのに、かれこれ3年の月日が流れました。。。
基礎コース受講の決定打は妊娠したことです。性別が女の子と分かり、これは「生まれる前に自分と向き合わないといけない」と思い受講を決意しました。
負の世代連鎖を断ち切りたかったのです。

最初のセッションでは自分が母を丸々飲み込んでいて、自分の問題と向き合わず周りの人を変えようとする支配的な母と同じようになっていることに気付かされ、非常にショックでした。
ショックでしたが、絶対に認めたくなかった事実を認められたことで自分の中の地雷スイッチが一つ減りました。これは非常に大きな気づきでした。自分の中の嫌な部分を認めないと、子どもが同じ面を見せたときに全力で否定しにかかる所でした(しかも無意識に)。

もともと対人恐怖があったので(一見そうは見えないと思いますが)、1ヶ月目は集団に怯えてセラピストさんやアシスタントさんが話しかけてくれても頭はフリーズ状態でした(^^;;
内心「何話せばいいのー!」てプチパニック状態。
でも段々、「話さなきゃ!」ではなく「話したい」と自然に自分から人の輪に入ったり話しかけにいったりして、自分でも驚く変化でした。

あとは夫との関係が以前より良くなりました。
以前から優しいのは優しかったのですが、より協力的になってくれた気がします。
コミュニケーションが取りやすく、育児や出産に対する不安はありますが2人で協力して何とかやっていけそうだと思えます。(以前は突然不安を爆発させたり、「私だけ」「どうせ分かってもらえない」という気持ちが強かった)
これも安心安全の感覚を体感し、自分が相手の状況を見て落ち着いて話せるようになったという事が大きいと思います。

<受講を迷われている方へ>

セッションはもちろんですが目標設定や家族配置などのワークの内容も濃く、自分では気付かなかった本心や感覚にたくさん気付かされました。
セラピストさん・アシスタントの人数が多く、参加した受講生一人一人に対してのフォローが手厚いです。
スタッフ皆さんも自分と向き合ってこられた方々なので、かけられる言葉が一つ一つ重みがあります。

セッションは良い意味で誤魔化せません。良い子、他人軸で生きてきた私は、心理セラピーでもセラピストさんの期待に応えようとしたり、答えを求めようとしてしまうのですが、見事にそれができません(^_^;) きっちり自分の問題、「自分がどうなりたいか」に軌道修正されます。答えは自分の中にしかなく、向き合わざるを得ません。
そして両親が精神的に未熟な人たちであったことや、自分より仕事を優先された、といった認めたくない現実と向き合う時は、一人じゃありません。そこはしっかり温かくサポートしていただけます。
この孤独の恐怖や絶望感はとても一人では乗り越えられなかったと思います。

オープンセッションという事で、人前で自分の問題や感情などを曝け出すことに内心抵抗がありましたが、セッションが始まると自分に集中するのに必死で、周りのことは気にならなくなります。
また他の方のセッション見学では、受けてる人の感情が出た場面で自分の未完了の感情が癒やされる感覚もあり、「頑張れー!!」と応援する気持ちで見ていました。
一緒に参加した仲間は、それぞれが色んな問題を抱え「変わりたい!」と受講を決めてきた方たちです。恐怖に立ち向かい、変化していく表情にたくさんの勇気をもらいました。
「自分をさらけ出しても否定されず受け入れてもらえる」この暖かいつながりを体感して得ることができたのは、基礎講座ならではだと思います。

◆私を救えるのは私しかいない

金村 かおり 様

私はずっと人とつながってる感覚がよく分からなくて、人と出会ってもはじめは仲良くなれるけど後に続かない事が多々ありました。セッションを受けてみると脳と感情が切り離された状態で、セラピストさんの質問でも頭が回らず、うまく感情を言葉に表せませんでした。

でもセッションを受けた後、自分でもビックリするぐらい次々とネガティブな感情が湧き出てきました。親にして欲しかった事や、あの時はこんな事されて嫌やったとか、幼い頃の忘れていた記憶などもよみがえってきました。

それをメモして読み返してみると自分の周りにはズルい人たちばかりで、その人たちのゴミ箱役になっている自分に気づきました。そして講座で教えてもらったように自分で自分に共感して癒す事をしました。

講座では受講生さんのセッションを見ていると、自分の境遇と似ていたり、同じ感情を感じていたり、そういう事やったのかと気づく部分もありました。家でのインナーチャイルドワークでは、うまくは出せたのかは分からないけど、語りかけながらぬいぐるみを抱きしめてたら、セッションで抱きしめられた暖かい感覚を体感しました。

講座を受けるたびに、私の中に安心安全の場所が少しずつ出来てきたのかなと今では思います。
そして最終日の講座では人と繋がる事はこういうことか!と実感できました。それと今まで自分はずっと孤独やったことも同時に感じましたが、怖いとか嫌とかいう感情ではなく、「そうや、孤独やったな」と自然と受け入れてました。
まだまだ途中段階ではあると思いますが、思い切って基礎コースを受講して本当に良かったです。セラピストさんと受講生の皆さんに、とても大きな気づきと暖かさをもらった講座でした。ありがとうございました。