2022年6月 東京リトリーブ基礎コース16期卒業生の声

2022年卒業の東京リトリーブサイコセラピー基礎コース17期卒業生の感想を一部掲載しています。

◆リトリーブを学んで、初めて自分を好きになれました

松井 メグ さま

アッと言う間に過ぎた、とっても濃い3ヶ月でした。
苦しさに気づいて20年あまり、他のセラピーなども受けてきましたが、これまでは井戸の底からの私の叫びを、井戸の上から聞いてもらっているだけのようでした。相手の返事は聞こえるんだけど、姿が全く見えないような。

リトリーブは井戸の淵にたくさんの助けの手が伸びて、こっちに来れば助かるぞーと応援してもらっているような感覚でした。

助けの手を掴むのも、井戸の淵まで辿り着くのも、全ては自分次第。どうすれば、救いの手を掴めるのか、どこに足をかければ淵まで登れるのか、そのノウハウをたくさん教えてもらえました。手を掴むと、力強く引っ張り上げてもらったような感覚です。
そして、井戸の中には、自分と同じように苦しんでいる受講生仲間がいて、お互いに励ましあったり、支えあったり、奮闘する姿に勇気をもらいました。人間嫌い、人が怖い者同士がいつの間にか、本当はこんなに人を求めていたことに気づき、人によって傷ついた心は、人によって癒されるのを実感しました。

リトリーブに申し込んだ当初、私は死にたい気持ちがピークで、藁をもすがる気持ちで申込みましたが、全く知らないセラピーに対する猜疑心もありました。思い切って申し込んだものの、初日は緊張でガチガチでした。

回数重ねるにつれ、カズ姐さん始め、全てのスタッフさんの本気が痛いほど伝わってきました。
自分が変わろうと決意することは、言うは易し、行うは難しで、自分を知ることは更に痛い作業でした。皆さんのヘルプがあったからこそ、乗り越えられました。

自分の心と頭が一致したことで、自己肯定感、安心感を育てられるようになりました。
講座を通して持てた決意は、「自分を自分で大切にする」です。リトリーブを学んで、初めて自分を好きになれたことが、何より嬉しいです。

実生活の変化では、苦手な人を前にしたり、家族が不安そうにしているのを前にした時に感じていた、イライラや心の騒めきがほぼなくなりました。
不安や、ネガティブな感情が湧いてきたときは、自分の内側に意識を向けるようになりました。問題はすぐに解決するわけではありませんが、自責他責で悩むことはなくなりました。
自分は迷惑な存在ではないと腑に落ちてから、人に声をかけられるようになったし、過剰なサービスをしなくても人に会えるようにもなりました。苦手な人や場面を無理に好きになろうと、好きになってもらおうとしなくてもいいんだと、体感で思えるようになりました。

講座が終わってしばらく呆然となりそうでしたが、教えていただいた「自分を救えるのは自分」、与えていただいたあったかい温もりをの感覚を思いながら、「怖い」と一緒に歩んで行こうと思います。
今後は、時々自主練や勉強会に参加しながら次の応用コースに進めるよう準備していきたいと思います。
リトリーブの皆様、またお会いできる日を楽しみにしています。

本当にお世話になりました。ありがとうございます!

◆人というものの温かさ、身も心もゆだねられることの安心感は忘れられません

小澤 祥子さん

基礎講座を受講して心からよかったのは、自分の生きづらさには”理由”があると知ることができたことです。

講座に申し込んだ直接のきっかけは、人間関係での感情的もつれでしたが、振り返ってみると、私にはいつも、漠然とした不安、自信のなさ、自己否定、人間関係に対する苦手感があり、常に人生に苦しんできました。

でも、これまでは、それは自分の性格が歪んでいるから、自分に問題があるからなのだと思っていました。親も衣食住きちんと与えてくれたし、高等教育まで受けさせてもらったし……自分は十分恵まれているんだ、自分が努力しなくちゃ、と思っていました。

しかし、セッションで幼少期の親子関係を振り返って、「ここに原因がある!」というのがありありとわかったのです。

幼い頃の私は、長女の後に長男を望まれていた家庭で、次女として生まれ、誕生時からガッカリされて、その後も両親のプライドや気分を保つための道具として感情や意思を否定され、時には暴力を受け、子どもの心が育つ決定的な時期に両親という特別な存在との愛着が形成されなかった。それが、大人になった今も、自分の性格や人間関係に深い影を落としているーー自分の中の未完了の子どもは、ずっと助けを求め続けてたんだ!

もちろん1回のセッションですべての悩みが解決するわけではありません。しかし、この構図に気づけたことは、自分の問題は決して生来のものではないこと、だから、自分自身の手で変えていける、という大きな希望になりました。

リトリーブのセッションでは、人とのふれあいにより愛着を入れるというワークがあります。私も初めて体験しましたが、このとき感じた、人というものの温かさ、身も心もゆだねられることの安心感は忘れられません。同時に、幼い頃の両親に与えてもらいたかったこの愛着の感覚は、今の両親からも、子どもからも、友人からも、決して得られないものだということも、体感的にわかりました。

だからこそ、最終的に自分を抱きしめてあげられるのは、自分自身だけ。まだまだ、心に空いた穴は深いですが、教えていただいた方法で地道に自分を癒やし、そのままの不自由な自分でいることの利得と向き合い、自己受容や健全な自己愛を育てていこう、と心を決めることができました。

人生が辛い、と感じている方は迷わず受講されることをおすすめします。「自分の家庭環境は恵まれていたから…」ではなく、「いま、自分がしんどいかどうか」。この尺度で判断することが大事だと思います。きっと解決策が見つかります。

「大人になってまで問題を親のせいにしたくない」という方も多いと思いますが、これも大丈夫です。どちらかというと、親を悪者にするのではなく、小さい頃に親子関係で取り入れてしまった誤った信念(考え方)を自らの手で取り除いていく。もう大人になった今では必要ないのに、自分の中に根付かせてしまった「親の声」の支配から自ら降りる、というのが近いかと思います。

6日間の講座中で印象深かった瞬間はたくさんあります。

初めて受けるリトリーブセッションで、幼少時の自分は親から思うように愛されていなかったと理解したときの頭に雷が落ちたようなショック。セラピストさんの誘導で「私、ここにいていいですか?」という言葉を口にしたとき、自分でも訳のわからないほど溢れ出てきた涙と嗚咽。セッション翌日、朝目覚めたとき、なぜかセラピストの垣内さんの声で「私、あなたが男の子になろうとしているように思えてならんのよね」と聞こえてきて「本当だ、私、ずっと優秀な男の子になろうとしてた」と気づいて号泣したこと。

でも、いちばん楽しかった思い出は、休み時間にみんなで雑談したり、最終日前日、受講生仲間と一緒に近くの格安ホテルに泊まって、遅くまで談話室でおしゃべりをしたり……そんなささやかだけど心あたたまるひとときだったかもしれません。

心のトラウマを抱える私たち受講生を最大限の優しさと配慮をもって迎え入れてくださったカズ姐さんやセラピストの皆さんには感謝してもしきれません。心理セラピーの大きな落とし穴である依存を防ぐために、時には心を鬼にして厳しく接されたこともあるかと思います。そうしたことを含めて、関わる人が自分たちの力を取り戻せるように、その人の人生が幸せになるように全力で導いてくださいました。

セラピストさんたちがカズ姐さんに厳しい指導を受けているのを目の当たりにして、最初は「こえ〜」と密かに怯えていましたが、考えてみれば、人間は失敗する生き物。そのことを前提に、誤りは包み隠さず正面から指摘して改善に持っていくことの大切さを、リトリーブのみなさんは体現して見せてくださったと思います。こうしたとても風通しのいい場を持続する労力は尋常ならざるものがあるのではと思いますが、そのために力を尽くしてくださっていることに感謝の気持ちでいっぱいです。

いつかカズ姐さんの本を手がけるのが夢です(〃ω〃)
今後も講座やセッションでお世話になるかと存じます。
これからもどうぞよろしくお願いいたします!

◆長年のよくわからないしんどさの謎が解けました

M.Kさん

人との関わりが苦手で、いつも嫌われてしまうことが、長年の悩みでした。
カズ姐さんの動画をたまたま拝見し、心惹かれましたが、自分の年齢(50代後半)から、しばらく躊躇っていました。

人からどう見えるか、ということを判断の基準にしてきたから、若い人から軽蔑されたらどうしよう、なんて考えていたのだと思います。
でも、講座は若い人もニックネームで呼んでくれて、気軽に話しかけてくれて、とても心温かな空間でした。笑顔て話しかけたくれたスタッフの皆さんにも救われました。
もちろん、早いうちにこの講座に出会えていたら良かったと思いますが、人生の中で今日が一番若いのですから、これから出来ることを、自分なりにしていけば良いのだとも思っています。

講座の中で、自分が大嫌いで、自分以外の何者かになりたいともがいてきた人生だったことに気づかせてもらいました。自分が大嫌いだから、人から嫌われていると思っていたのです。しかも人の下に潜り込む癖があり、依存心が強いこと、人が怖くて仕方ないので、人の顔色ばかりうかがって消耗していたし、自分がどうしたいのか、自分の気持ちがわからない極度な他人軸の生き方と、課題は山積みです。講座を通してさまざまな気づきがあり、正直辛かったです。

でも、同時に、死ぬ前に気づけてよかった!と心から思います。
これから、少しずつではありますが、学びを深めていきたいと思っています。
カズ姐さんをはじめスタッフの皆さま、ありがとうございました。

◆誰かの人生ではなくこれからは自分の人生を生きたいです

C.N さま

6日間大変お世話になりました。
1年半ほど前にカズ姐さんのYouTube動画を見つけ見始めました。苦しくて苦しくてもう自分ではどうして良いのか分かりませんでした。どのお話もブレのないストンと心に落ちるお話で講座を受けたいと思っていましたがなかなか一歩が踏み出せないでいました。

申し込みをするまでの私は自分に助けが必要なのに、ここでダメならおしまいだと言う思いがあり、怖くて一歩が踏み出せないでいました。心を扱う人に関わる事が怖く、自分の人を信じる基準も信じられず、リトリーブの講座を受ける事もなかなか決断がつきませんでしたが、今回申し込みをして受講して本当に良かったと思います。

今の自分の現状が分かったことがとても大きかったです。

それまでずっと良くなるためには悪いところを直さなければと思ってきました。
なので常に自分の悪いところを探しをしていました。そうすることが良くなることだと思っていました。
しかし自責の念がつのり逃げ場がなくなり自分の中にも自分の居場所がなくなりました。
あと何が分かればいいの?あと何が出来るようになればいいの?私には何が見えてないの?ずっとそんな思いの中にいました。
もう限界でした。

講座やワーク、セッションを受けて今の自分は親の人生脚本を生きていること、そうするために自分を何も感じないようにさせ、親を飲み込んできたこと、怒りを抑圧していることを知りました。

これは言葉や思考では自分に落ちない感覚だったと思います。体感を通して感覚で納得しました。カズ姐さんのYouTubeの動画でも恐怖や怒りを扱う難しさやPTSDは一人で乗り越えるのは無理!とお話しされていましたがその意味が分かりました。

私が何に限界を迎えていたのか分かりました。思考でどうにかなるものではありませんでした。

あれからYouTubeの動画を見ていますが受講する前と今とでは解釈や理解が変わったように思います。
分かっているようで分かっていなかったです。体感や感情の大切さを知りました。

まだまだ実生活の変化や自分が長年身につけてしまった癖や対人恐怖、あらゆる恐怖に対する構えは変わっていないのですが、今の自分の状態を知れたことは本当に本当に大きな気付きでした。

自分が諦めなければ救うことが出来る、今はそんな希望を感じています。
誰かの人生ではなくこれからは自分の人生を生きたいです。

応用コース受講します。
よろしくお願いします。

基礎コース受講して本当に良かったです。
ありがとうございました!

 

※画面の都合上、頂いたすべての感想を掲載出来ないため一部抜粋して掲載させて頂きました。なお、掲載の許可を頂いた方の感想のみ載せさせて頂いております。ご感想ありがとうございました。